実践 SEO×WordPress|使用テーマLightning
今回の記事は
前回の記事 『すぐできる!SEOの基本|初心者にもわかりやすく』の内容を、実際に行った時の記録です。初心者の頃の私でも取り組めたので、SEO対策がまだの方は参考になさってください。前回の記事とリンクする部分もありますが、順番はバラバラになっています。
*使用しているWordPressテーマはLightningですが、他のテーマでも応用の効く内容です。
WordPressテーマ Lightning専用のSEO対策については、開発元Vektor.inc 公式ホームページをぜひ一度ご確認ください↓↓
\ 参考にしたページ/
「すぐできる!SEOの基本|初心者にもわかりやすく」でも取り上げていますが、検索エンジン大手Googleが公開しているSEO対策支援サイト 『Google検索セントラル』 を参考にSEO対策を行いました。その中でもSEOスターターガイドが中心です。この記事では、すぐに取り組める対策をピックアップして行っています。
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目次
実践したSEO
サイトマップの送信からスタートし、インデックスエラーの確認と修正・ページスピードの改善を行いました。次項からは詳しくご紹介します。
SEOをはじめる前に
準備1
サイトマップを送信する
Google にサイトを表示するための第一歩は、Google がサイトを見つけられるようにすることです。最適な方法はサイトマップの送信です。
まずは、自分のサイトの存在を検索エンジンに知らせるためにサイトマップを生成し送信しました。
送信した検索エンジン
- Google→Googleサーチコンソール
- Bing→Bing WebMasterTools
他の検索エンジンの登録窓口をまとめておきました。活用してください↓
検索エンジン | サイトマップ送信 窓口 |
Google検索 | Google サーチコンソール |
Chrome | |
Yahoo!Japan | |
Microsoft Bing | Bing Web Master Tools |
Yahoo!Inc. | Yahoo!(英語圏) |
Yahoo!UK |
豆知識 Yahoo!JapanはGoogleサーチコンソールと提携しているので、同時にYahoo!Japanでもクロール結果(インデックス)が反映されます。
サイトマップの生成方法
サイトマップの生成方法はいくつかありますが、今回はJetPackを使って生成しました。お使いのWordPressテーマに合わせてサイトマップを生成してみてください。
JetPackからサイトマップを生成する方法
*[WordPress管理画面]→[プラグイン]→[新規追加]→検索窓にJetPackと入力→[インストーㇽ]と[有効化]行ってください。
手順.
1.JetPackメニューの[設定]を選択し、[トラフィック]を選択します。(赤線参照)
2.[トラフィック]を選択して、表示される画面を下にスクロールしていき、[サイトマップ]の項目の[XMLサイトマップを生成]の項目を有効(緑色)にします。
3.[コピー]と表示されたボタンをクリック
JetPackで生成されるサイトマップは
- sitemap.xml⇦今回登録したのはコチラ
- news-sitemap.xlm⇦Googleニュース用のサイトマップ(事前にGoogleニュースの承認が必要)
の2種類です
これでサイトマップが生成されましたね。次は検索エンジンに、このサイトマップを送信する方法です。
サイトマップを送信する方法
生成したサイトマップをGoogleサーチコンソールとMicrosoft Web Master Toolsに送信しました。
Googleサーチコンソールに送信する
サーチコンソールの登録がまだの方は
Google サーチコンソールの登録方法 を参考に、事前に登録してください。
手順.
- Googleサーチコンソルのメニュー[サイトマップ]をクリック
- コピーしたサイトマップURLを[新しいサイトマップを追加]の枠内に貼りつけ[追加]をクリックします。
- サイトマップの読み込みに成功すると、自動的にページのクロールをはじまります。
Microsoft Bing Web Master Toolsに送信する
事前に、Microsoft Bing Webマスター ツールに登録します。登録方法は、Microsoftアカウント、Googleアカウント、facebookアカウントからログインするだけなので簡単です。登録が完了したらサイトマップの送信を行いましょう。
手順.
- JetPackで作ったサイトマップをコピーしておきます。
- [サイトマップを送信]をクリックし、表示された枠内にサイトマップのURLを貼りつけ[送信]をクリックします。
*送信したサイトマップはGoogleサーチコンソール同様に「自分のドメイン」/sitemap.xlmの方です。
2023/2/7 Google SearchConsoleにサイトマップ送信
2023/4/8 Bing WebMasterToolsにサイトマップを送信
準備2
SSL化を完了する
SSL化は、<各レンタルサーバーで行う手続き(すぐできる!SEOの基本 参照)>+<WordPress管理画面の設定>の両方を行って完了です。このSSLの設定は、どちらかを見落とすことが多いので一度確認してみてください。私も失敗しています。
WordPress管理画面の設定
1.WordPressログイン名とログインパスワードでWordPressにログインします。
2.WordPressダッシュボードの[設定]→[一般]をクリックし、WordPressアドレスとサイトアドレスの項目を
http:// から https://に書き換えます。
3.画面をスクロールし 変更を保存 をクリックします。
これで、SSLの設定が完了です。
準備3
パーマリンクを設定する
パーマリンクのデフォルトは、「投稿名」にセットされています。このままにしておくとURL窓に表示されたときに文字化けてしまうので、任意の投稿名を意味する[%postname%]をセットします。
任意の投稿名にパーマリンを設定しなおす
- WordPrssダッシュボード>[設定]>[パーマリンク]を選択し、
- カスタム構造を選択 +[%postname%]タブを選択。
設定後は必ずリダイレクト(転送)を設定してください。
わたしの失敗談
①SSL化が出来ていなかった
レンタルサーバーのSSL化は完了していましたが、
WordPress管理画面の [設定] > [一般設定]
- WordPressアドレス
- サイトアドレス
この2つの設定がデフォルトのhttpのままでした。あわててhttp://~ ⇒ https://~に書き換えました。みなさんも、WordPress管理画面の設定も忘れずに行ってくださいね。[ 変更を更新 ]ボタンも!
②パーマリンクを「投稿名」のまま
パーマリンクの設定を投稿名(=タイトル)にしたままだったので、URLが
https://zio-start.com/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B4-2
こんな感じになりました。リダイレクをかけるときもリンクするときも大変!
SEOスターターガイドでも避けたいURLとして紹介されていました。トホホ
推奨されない: 非 ASCII 文字を URL に使用する
さらにパーマリンクは意味のわかる英数字がおすすめです。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。可能であれば、長い ID 番号ではなく意味のある語句を URL に使用します。
×:https://zio-start.com/archives/1866
〇:https://zio-start.com/archives/wp-org-another/
忘れやすい項目なので注意してください。
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クロール・インデックス対策
サイトマップ送信後、適切にクロールとインデックスが行われるように対策したときの記録です。
エラーの修正をした
検証レポート
ページのインデックス登録 エラーの修正を検証しています(サイト:******)
貴サイトの ページのインデックス登録 に関する問題の修正の検証を開始いたしました。具体的には、18 ページに現在影響を及ぼしている「ページにリダイレクトがあります」について確認しております。
検証には数日かかることがございます。処理が完了し次第お知らせいたします。以下のリンクにアクセスして、テストの進捗状況をご確認いただくこともできます。
サイトマップを送信してから2日後
Googleサーチコンソルから検証レポートが届きました。添付されているURLからサーチコンソールにアクセスしてみました。
文言の中の「エラー」という言葉にドキッとしましたが、深刻なエラーというわけではありませんでした。
[ページ]を確認する
検証レポートの結果を確認する
Googleサーチコンソルにアクセスし、[ページ] をクリックします。表示された画面の「ページがインデックスに登録されなかった理由」がメールに書かれていた「ページのインデックス登録 エラー」に該当します。
原因と解決策をまとめました↓↓
原因の確認と解決策
<横スライド>
インデックスされなかった理由 |
---|
検出 - インデックス未登録 まだクロールされていないページ |
解決策①:すでにインデックスされている関連性の高いページとリンクする。 |
解決策②:URL検査の[インデックス登録をリクエスト]して他のページよりも優先的にクロールを依頼する。急ぐ場合のみ |
解決策③:何もしない。急がない場合 |
クロール済み - インデックス未登録 インデックスする価値がないと判断されたページ |
解決策①:noindexタグを使用してあえてインデックスさせない。(例:お問合せ・お知らせ等) |
解決策②:複数ページを統合して記事のボリュームを出したり、リライトをして記事の内容を充実させる。 |
解決策③:feed/ id /?p/attachment はそのままにしておく⇒インデックスの必要がない |
見つかりませんでした(404)*404エラー ページが見つからなっかた |
解決策①:画像の差し替えやパーマリンクの変更が原因の場合は、リダイレクトを設定する |
解決策②:コンテンツを完全に削除した場合は、Googleサーチコンソル内の削除ツールや古いコンテンツの削除ツールを使って、Googleの検索結果に表示させないように設定する。 サーチコンソール|古いコンテンツの削除ツール |
ソフト 404 ページは見つかったけど404エラーにする方が妥当だろうとGoogleが判断したページ |
解決策①:記事の更新が理由の場合はリダイレクトを設定する |
解決策②:ほかの記事と統合をして、内容を充実させる。 |
noindex タグによって除外されました noindexタグを指定したページが検出された noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する |
解決策①:意図的にnoindexタグを設定した場合は、何もしなくてもいい。 |
解決策②:意図しないページで表示された場合は、記事内からnoindexタグを探して除外する |
ページにリダイレクトがあります リダイレクトが設定されていて他のページに遷移しているとき |
解決策①:意図的にリダイレクトを設定した場合は、何もしなくてもいい。 |
解決策②:意図しないページでリダイレクトが設定されている場合は、リダイレクトを無効にする。 |
リダイレクト エラー 何度もリダイレクトを繰り返しされている状態 |
解決策①:何度もリダイレクトを繰り返し、目的のページにたどり着けないリダイレクトトループやリダイレクトチェーンに陥った場合は、原因になっているリダイレクトを一度無効にします |
解決策②:リダイレクト先のページがすでに存在しないことがあります。リダイレクト先のページを確認します。 |
解決策③:プラグイン同士が干渉して起きている場合があります。プラグインを一つずつ無効にして、原因のプラグインを突き止め、他の方法でリダイレクトを設定します。 |
重複しています。ユーザーにより、 正規ページとして選択されていません 重複する内容のページやファイルがサイト内に存在し、他のページが正規ページとして登録されている場合に表示される |
重複しています。Google により、 ユーザーがマークしたページとは 異なるページが正規ページとして 選択されました 重複する内容のページやファイルがサイト内に存在し、他のページが正規ページとして登録されている場合に表示される 重複するURLとcononicalタグの活用より |
解決策①:rel=cononical<link>タグを使う⇒サイト内の別のページと重複している場合に使える |
解決策②:rel=cononicalHTTPヘッダーを使う⇒PDFなどの正規化に使用できる |
解決策③:サイトマップを再送信する⇒サイトマップに含まれるURLはすべてcononicalと判断される性質を利用する。ただし確実ではない。 |
解決策④:301リダイレクトを使う⇒リダイレクト先に指定されたページを正規ページと判断する性質を利用する。重複している片方を削除する時に使える。 |
リダイレクトチェーン:リダイレクトが何度も繰り返され、時間切れになっている
リダイレクトループ:リダイレクトがたらいまわしの状態で最終目的地が不明になっている
修正方法
前項で、原因と解決方法を確認したので、次からはどんな方法で修正したのかご紹介します。
また、以下の対策はやりませんでした。
- rel=cononical<link>
- rel=cononicalHTTP
- robots.txt
わかりやすいパーマリンク・ディレクトリを設定する
改善されるエラー:検出-インデックス未登録
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。可能であれば、長い ID 番号ではなく意味のある語句を URL に使用します。
わかりやすいパーマリンク
ユーザーにもGoogleにも わかりやすいように意味のある英数字でパーマリンク(URL)を設定しました。
*痛い失敗①②も参照
わかりやすいディレクトリ
カテゴリーと記事の関連性を考えて分類しました。
*ディレクトリ:フォルダわけ
パンくずリストを設定する
WordPressでは、パンくずリストがデフォルト表示されるように設定されていました。パンくずリストを表示しない場合はブロックエディターの[設定エリア]>[投稿]タブ内の[パンくずリストを表示しない]を選択すると設定できます。
2023/3/27 カテゴリーの見直しを行いました。
2023/4/9~5/10 画像ファイルのパーマリンク、投稿ページのパーマリンク、固定ページのパーマリンクを見直しました。
内部リンクを最適化する
改善されるエラー:検出-インデックス未登録
リンクを上手に使い効果的なリンクテキストを記述する
リンクテキストとは、リンク内に表示されるテキストです。このテキストはユーザーやGoogleに対して、リンク先のページについての情報を伝えます。ページ上のリンクには内部的なリンク(サイト上の他のページを参照しているもの)もあれば、外部的なリンク(他のサイトのコンテンツにつながるもの)もあります。
どちらの場合も、アンカーテキストが効果的であればあるほど、ユーザーはナビゲートしやすくなり、Googleはリンク先のページを理解しやすくなります。
SEOスターターガイド より
効率的にインデックスしてもらうために、内部リンクを見直しました。
内容が伝わるリンクテキストに変更し、周辺のテキストでも補足しました。
これまであまり意識していませんでしたが、リンクの先にどんな記事があるのか・どんな人に見てほしいのかをわかりやすく設定しました。
画像付きリッチリンクの設定
- リンクしたいページのリンクをコピーする
- コピーしたリンクをブロックエディター[埋め込み]を使って貼りつけます。
ページ内リンクの設定
素敵なブログカスタマイズを提案されているはっちゃんのブログ「Turicco」を参考にしました。
2023/4/8 リンクテキストを変更
2023/5/5 ページ内リンクを設定
noindex タグ
改善されるエラー:検出-インデックス未登録 *ただし、インデックス未登録の値が減少するわけではない。
改善されるエラー:noindexにより除外されています*ただし、値が減少するわけではない。
noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する
本来は<head></head>間で使用するnoindexタグですが、私が使用している WordPressテーマLightningは専用ウィジットで設定が可能でした。
参照:Lightning
Lightning 投稿ページの場合
投稿ページの最下部に用意されているVK All in One Expansion Unitの [noindex設定] から設定することが可能です
- 検索結果に表示させないようにnoindexタグを出力する
を選択することでnoindxタグを設定することができました。
Lightning カテゴリーとタグ、アーカイブの場合
WordPressダッシュボード>ExUnit>Noindex
から、それぞれ設定することができます。
2023/4/9 検索結果への表示が必要ないと思われるページに設定しました。
301リダイレクト
改善されるエラー:重複しています。***
参照:Redirection
301リダイレクトはWordPressプラグインRedirectionを使用しました。
主に、削除済みのコンテンツやパーマリンクを変更したページに設定しました。プラグインをダウンロードした後、WordPressダッシュボードの[ツール]からRedirection を選択し、設定します。
cononical|正規化
改善されるエラー:重複しています。***
重複しています。*** の解決策
解決策①:rel=cononical<link>タグを使う⇒サイト内の別のページと重複している場合に使える
解決策②:rel=cononicalHTTPヘッダーを使う⇒PDFなどの正規化に使用できる
解決策③:サイトマップを再送信する⇒サイトマップに含まれるURLはすべてcononicalと判断される性質を利用する。ただし確実ではない。
解決策④:301リダイレクトを使う⇒リダイレクト先に指定されたページを正規ページと判断する性質を利用する。重複している片方を削除する時に使える。
初心者でも簡単にできる正規化は、解決策③サイトマップの送信と解決策④301リダイレクトの設定です。私もこの2つで正規化を行いました。
この方法を選んだのは
- 私がまだ初心者であること
- Lightningの<head><head/>をみつけられなかったこと
- header.phpファイルに書き込まないことで使用しているテーマの安定性が担保されているんじゃないかなと予想したからです。
これが正解というわけではありません。皆さんが使用しているテーマに合わせて設定してみてください。私が、もう少し成長したらぜひ挑戦してみたいと思います。
追記:2023/11/20
現在でも、rel=cononical<link>タグと rel=cononicalHTTPヘッダータグは使用していませんが、問題なくランキング(Top10)に表示されています。cononical(正規化)はランキング上位表示の1条件ではあるかもしれませんが、絶対条件ではないと言えそうです。
なので、できなくても焦る必要はありません。意味も分からず無駄なプラグインを増やしたり、見よう見まねでheaderファイルに書き込む必要もありません。確実に内容を理解し納得できた場合に行ってください。
その他のSEO対策
サーチコンソールの修正作業以外の基本的なSEO対策も行いました。要点をおさえると、簡単に行うことができます。
読みやすいレイアウトにした
タイトルや見出しなど、文章の重要な部分をタグを使って強調しました。
✔titleを設定する
WordPressの場合は、記事に最初に設定します。
✔h1~h6タグを設定する
h1~h6タグの階層順に注意しながら設定しました。
✔meta descriptionタグを入力する
WordPress テーマ:lightningの[Exunit]中のトップページ[キャッチフレーズ]から、トップページのmeta descriptionタグを設定しました。
Lightninngの投稿設定項目の[抜粋]を使い記事のmeta descriptionタグの設定することができました。
✔代替テキスト(alt属性)を記述する
WordPressのメディア機能を使い代替テキストを記述しました。(黄色枠部分)
✔その他タグを設定する
WordPressの編集機能を使い設定しました。
2023/4/8~
ページスピードの改善
一致する有用なコンテンツは多数存在しています。優れたページ エクスペリエンスを実現していることは、そのような場合に検索結果でのランキングを上げることにつながります。
ページエクスペリエンスの一つページスピードの改善を行いました。すでにインストールしているプラグインやサーバーの機能を使いながら大幅な改善ができました。
詳しくは、関連記事PageSpeed Insightsでページスピード改善で紹介しています。ご覧ください。
2023/5/10のブログの情報
黄色いマーカー部分からSEO対策を本格的に始めました。このグラフを見るかぎり、今回のSEO対策は効果がありそうです。ただし、まだ記事数も少ない状態ですし、クリック数も上がっていないので、引き続きモニタリングを続けます。また、パーマリンクの変更もしているので急激に表示回数が減る可能性もあります。追ってレポートします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また覗きにきてください。お待ちしております。
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