Googleフォームで作る!便利PTAアンケート123
この記事は
「Googleフォームを使って、PTA活動に役立つアンケートを作ってみよう!」という内容です。
アンケートの作成・管理をデジタルにしてPTA活動を効率化してみませんか?記事の後半では集計の基本操作も載せているので参考にしてください。
注意喚起:共同編集者に制限をかけてください
お知らせいただきました読者様にまずはお礼申し上げます。以下、みなさまにお願いです。
ご自身で作られた各フォームの『共同編集者の追加』項目を確認し、一般的なアクセスが『制限付き』になっていることを確認してください。
当サイト掲載中のアンケートがどなたかにより編集される事案が発生しました。管理が行き届かず申し訳ありません。現在、原因を確認中です。原因がわかり次第詳細をご報告させていただきたいと思います。またお心あたりのある方はお問合せよりご連絡いただけますと幸いです。
合わせてお願いします。当サイトに掲載中のフォームはサンプルです。回答することはできますが、回答はお控えください。随時、集計されました結果は破棄させていただいております。ご自身で新規のフォームを作成し動作確認くださいますようお願い申し上げます。
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はじめに
使い方
スマートフォンだけでも、アンケートフォームを作成することはできますが、できればパソコンとスマートフォンの両方を用意してください。
このページをスマートフォンで確認しながら、パソコンでフォームを作ることを推奨します。
作り方メニュー
PTAでよく使うアンケートサンプルを3つ用意しました。実際に触れてみてください。
便利アンケート①
申込フォーム サンプル
https://forms.gle/3kcAZad3pvzPawb2A
\イベントの申し込みをデジタルで管理/
先生たちの負担も減って
出し忘れ・受け取り忘れも防げます
便利アンケート②
お問合せフォーム サンプル
https://forms.gle/ZRrhVMJkeR87r8wb7
\役員の個人情報だって保護したい!/
PTAお手紙・PTAメール・PTAホームページでも使える
便利アンケート③
デジタル投票 サンプル
https://forms.gle/QDb9hbPu7gxNnBPJA
\デジタル総会!めちゃくちゃ楽です!/
集計の手間だけでなく
会場設営の手間や日程調整も楽になります!
準備するもの
- スマートフォン
- 用意できればパソコン
申し込みフォーム
(ある方だけ)
- イメージ用の画像
お問い合わせフォーム
(ある方だけ)
- プライバシーポリシー
- 個人情報取扱規則
デジタル投票
- 認証コードを事前にきめておく
さ~!次は、Googleフォームの編集画面を開いてみましょう!
Googleフォームの開き方がわかる方は、便利アンケート①申込フォームの作り方に移動しましょう。
準備編
Googleフォームを開く
Googleフォームは、GoogleChromeまたはGoogleドライブから開けます。
1.GoogleChromeから開く
1.GoogleChromeを開き、右上[Googleアプリ]をクックします。
2.表示されたダイアログを下にスクロールして[フォーム(Form)]をクリックします。
3.Googleフォームの編集ホームが表示されました。
4.テンプレートか[新しいフォームを作成]をクリックして、「無題のフォーム」を開きます。
2.Googleドライブから開く
1.Googleアプリから[ドライブ]をクリックします。
2.Googleドライブのホーム画面で[+新規]をクリック
3.[Googleフォーム]を選択します。
4.「無題のフォーム」が表示されました。
Googleフォームを開いて準備が整いましたね。
次項からは実際に便利アイテムを作っていきますよ!
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便利アンケート①
申込フォーム
まず「申込フォーム」を作りながら、基本的な操作を確認しましょう。
イベント運営に便利なフォームです。申込をデジタルにすることで、申込用紙の管理も楽になります。
作りながら、基本の操作も確認していきましょう。
✔この項目で学ぶこと
フォームのヘッダーを作る
まずは下の図を確認してください。囲っている枠の色と説明文が連動しています。
1.フォームのタイトルを入力します
2.フォームの説明を入力します
*メールアドレスを聞く際に使用します。設定画面で「メールアドレスを収集する」の項目をオフにすることで設定を変更し、非表示にすることも可能です。
質問項目を作る
「無題のフォーム」にはタイトルと一緒に1つ目の質問が準備されています。この1つ目の質問を以下の手順で完成させましょう。
1.質問本文を入力します。この項目は氏名と入力しました。
2.質問のスタイルを選択しましょう。ここでは記述式を選択しました。その他にも以下のような質問のスタイルがあります。
質問のスタイル【全11種類】
- 記述式
- 段落
- ラジオボタン
- チェックボタン
- プルダウン
- ファイルのアップロード
- 均等メモリ
- 選択式(グリッド)
- チェックボックス(グリッド)
- 日付
- 時刻
3.次の項目の形式を選びましょう。このフォームでは、児童の名前を次に聞くので、黄色枠の一番上にある [+]ボタンをクリックし質問を追加します。
(例)[+]ボタン:質問文
次の項目の形式【全6種】
上から順に
- 質問文
- 質問をインポート
- タイトルと説明
- 画像
- 動画
- セクション
機能ボタンを確認しよう
1問目の質問ブロックの下側に表示されている機能ボタンを確認しましょう。
- コピー
同じ項目をもう一つ作ることができます。 - 削除
項目を削除する際に使用します。 - 回答必須
オン:回答欄に入力がない場合に回答を促す文章が表示されます。
オフ:回答欄に入力がない場合でも回答を送信することができます。 - その他のオプション
オプションと説明文の設定ができます。オプションの内容は質問のスタイルによって変わります。どんなオプションがあるか、↓の表を参照してください。
スタイル | オプションの内容 | |
記述 | 回答の検証 | |
段落 | 回答の検証 | |
ラジオボタン | 回答に応じてセッションに移動 | 選択肢をシャッフルする |
チェックボックス | 回答の検証 | 選択肢をシャッフルする |
プルダウン | 回答に応じてセッションに移動 | 選択肢をシャッフルする |
ファイルの アップロード | なし | |
均等メモリ | なし | |
選択式 *グリッド | 1列につき1つの回答 | 行をならび変える |
チェックボックス *グリッド | 1列につき1つの回答 | 行をならび変える |
日付 | 年を含める | 日時を含める |
時刻 | 時刻 | 経過時刻 |
フォームのデザインを変更しよう
デフォルトの「無題のフォーム」の場合、ヘッダー画像のない紫色のフォームが表示されます。
この項目では、クリーン活動の雰囲気にあったデザインに変更していきましょう。
Googleアプリでは、総括的なデザインの規格を「テーマ」といいます。このテーマをカスタマイズしていきましょう!
テーマをカスタマイズ
1.画面右上の🎨パレットマーク『テーマをカスタマイズ』をクリックします。
2.テーマの編集ボックス中の[ヘッダー]の項目で[画像を選択]クリックし、画像を選択します。
*パソコンやGoogleドライブ内の写真をアップロードすることも可能です。
3.次にメインになる色を選択します。フォーム内のブロックのエッヂの色です。
メインになる色を選ぶと背景色の候補が表示されます。
4.候補の中から背景色を選択します。
さあ!
ここまでで基本的な操作ができるようになったはずです。
今度は実際に操作しながら以下の課題をやってみましょう。
ご自身のPTAの活動にあわせて内容を変更していただいてかまいません。
課題① クリーン活動 申込フォーム
*すべて回答必須項目をオンにしてください。
それでは、以下の条件を見ながら作ってみましょう。
- 無題の質問に挿入(質問スタイルを選択)【次の項目の形式】
- 氏名(記述式)
- 児童の氏名(記述式)
- 児童の学年(プルダウン)
- 児童の組(プルダウン)
- 参加人数(プルダウン)
- 個人情報取扱について【タイトルとテキスト】
おまけ
個人情報取扱について:定型文
△△小学校応援サポーター「おやじ会」は、この申込フォームでいただいた個人情報をクリーン活動のために使用します。この目的以外で使用することはありません。また法令にしたがい適切に管理いたします。
確認しよう
入力が終わったら、確認してみましょう。
プレビューをクリックして、回答者画面を確認してみましょう。
回答のテストをすることができます。かく項目に入力して送信してみましょう。
共有しよう
プレビューで動作テストが完了したら、どうやって回答者に質問を届けるのか、共有方法を決めましょう。
1.編集画面に戻って、送信ボタンをクリックします。
2.方法は3種類あります。この中から適した方法を選びます。
- メール
メールアドレスを入力し、直接送る方法 - URL
フォームのURLでフォームを共有する方法 - 埋め込み
HTML iframeタグを使ってホームページに直接埋め込む方法
+α QRコードで共有
コピーしたURLをChrome検索バーに挿入して、回答ページを表示します。
URLが表示されているバーの右側「このページを共有」から[QRコードを生成]を使ってQRコードをダウンロードして、紙媒体に印刷配付することもできます。
:このページを共有
<活用例>
- メール:回答して欲しい人に送信して使う
- URL:ホームページのテキストやボタンにリンクして使う
- 埋め込み:ブログの</>埋め込み機能で挿入する
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PTA便利アイテム②
お問合せフォーム
次に作成する「お問合せフォーム」は、役員の携帯番号・メールアドレスの流出を防ぐ目的でよく使われます。
ホームページ等に設置して使ってみましょう。QRコードを生成して紙のお手紙に使うこともできます。早速、作ってみましょう。
✔この項目で学ぶこと
- 「回答の検証」の使い方
- 「回答に応じてセクションに移動 」 を使ってみよう
- テキストにリンクを貼ろう
「回答の検証」の使い方
記述式の質問文を使って「回答の検証」の使い方を解説します。今回は『回答の検証』の『メールアドレス』を使います。
手順.
1.質問のスタイルは[記述式]を選択します。続けて[その他のオプション ⁝ ]をクリックします。
2.回答の検証をチェック✓
3.赤枠の部分でテキストを選択
4.黒枠でメールアドレスを選択(1の質問の画僧参照)
5.カスタムエラーメッセージは空欄のままにします。
これでメールアドレスを聞く質問項目ができまました。
続けて、お名前、お問合せ、本文をたずねる項目を作ります。操作は便利アイテム1で学んだ内容で作れるので、ご自身で作ってみましょう。
課題②PTA便利アイテム1の操作方法を見ながら入力しましょう。
- お名前(記述式)
- お問合せ内容(ラジオボタン)
- 本文(段落)
「回答に応じてセクションを移動」を使ってみよう
続いて、在籍児童の有無を確認する質問項目を作っていきます。お問合せいただいた方が、保護者なのかまたは地域の方なのかを確認する項目です。
この質問では「回答に応じてセクションを移動」の機能を使ってみましょう。
- 在籍する児童がいる場合は、児童の学年・組をたずねる質問に移動
- 在籍する児童がいない場合は、質問を終わる
ように設定します。
手順.
1.質問のスタイルはラジオボタンを選択します。質問文は「△△小学校に在籍する児童がいますか?」と入力します。
2.次に、移動先になる質問を作っていきます。下の「準備する移動先」をみながら作りましょう。
*「回答に応じてセクションに移動」を設定するためには、移動先のセクションをあらかじめ準備する必要があります。
準備する移動先
- 個人情報取扱について(ついでに…)
例文:ご記入いただいた個人情報は、お問合せとそれに関連する業務ために利用します。また、△△小学校PTAプライバシーポリシーのとおり、法令で規程されている場合以外に、本人の同意なく個人情報を第三者に提供することはありません。詳しくは△△小学校PTA/プライバシーポリシーをご確認ください。 - 新しいセクション:在籍する児童がいる
- 質問「学年・組」:お子さんの学年を選択してください。
お子さんの組を選択してください。
移動先のセクションが完成ました!
3.もう一度、在籍児童の有無をたずねる質問に戻ります。いよいよ『回答に応じてセクションを移動』の設定を行っていきます。
[その他のオプション ⁝ ]をクリックし、[回答の検証]をクリックします。
3.続けて『回答に応じてセクションを移動』をクリックします。するとラジオボタン右側に「次のセクションに進む」のプルダウンメニューが表示されます。
4.『在籍する児童がいる』の質問の移動先を設定します。 青枠:セクション2(在籍する児童かいる場合)に移動
5.『在籍する児童がいない』の質問の移動先を設定します。 赤枠:フォームを送信の内容に設定します。
一度、プレビューを表示して選択したセクションに正しく移動するか確認してみましょう。
テキストにリンクを貼ろう
*すでにホームページなどWebページをお持ちの方のみ
先に作っておいた個人情報取扱に関する方針の項目で「△△小学校PTA/プライバシーポリシー」の部分に外部リンクを貼っていきます。
回答者目線だと、「△△小学校PTA/プライバシーポリシーって何?どこで確認できるの?」となりやすいので、テキストにあらかじめリンクをはっておくと親切です。
色々な場面で使えるので練習してみましょう。
*あらかじめプライバシーポリシーのURLをコピーしておいてください。
手順
1. △△小学校PTA/プライバシーポリシーの文字をマウスで選択します。
2.そのままツールボックスのリンクマークをクリックします。
リンクマーク
3.リンク先にプライバシーポリシーのURLを貼ります。OKをクリックします。
これで完成です。
全体の動きを確認してみましょう!
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PTA便利アイテム3
デジタル投票
対面の総会を準備する…。めちゃくちゃ手間がかかりますよね?それだけ手間をかけても表決の有効数が集まらないことも。
デジタル投票で総会の悩みを解消してみましょう。
総会の議決をデジタル投票にすると
- 集計の手間がない
- 参加者数を上げて有効な表決数を獲得できる。
- コロナ禍等でも開催が可能
と、いうメリットがあります。早速作ってみましょう。
✔この項目で学べること
- 認証コードを設定しよう
- 回答者に回答のコピーを送ろう
さあ!
認証コードの設定をする前に、今までの知識で課題③を作ってみましょう。
課題③学んだことを使って作ってみましょう。
セクション1
- 個人情報取扱について【タイトルとテキスト】
- 会員氏名(記述式)
- 児童氏名(記述式)
- 児童学年(プルダウン)
- 児童組(プルダウン)
セクション2 議案および表決
- 第1議案(ラジオボタン)
- 第2議案(ラジオボタン)
- 第3議案(ラジオボタン)
- 第4議案(ラジオボタン)
- お疲れ様でした。【タイトルとテキスト】
認証コードを設定しよう
回答の検証オプションを使って、認証コードを設定してみましょう。
1.セクション1の最後尾に記述式の質問を追加します。質問文には「認証コードを入力してください。」と入力してください。
2.『その他のオプション ⁝ 』で回答の検証をクリックします
3.[正規表現]を選択
4.一致するを選択し、認証コード(例:1234)を入力しましょう。
5.カスタムのエラーメッセージに「認証コードが一致しません」を入力し、回答を必須にします。
これで認証コードと一致しない場合、回答者はセクション2 議案および表決には進むことができません。
これで質問文は完成です。
次は、質問以外の設定をしていきます。
回答の設定
回答者に回答のコピーを送ろう
次はフォームの編集画面上にある小さいタブ[設定]をクリックします。
1. 次に設定画面の回答の右側にある ∨ をクリックします。
2.メールアドレスを収集するをオン(下画像のとおり)
3.回答のコピーを回答者に送信の項目で[常に表示]を選択
これで、回答を送信すると回答者の登録したメールアドレスに回答内容が送信されます。
これで「デジタル投票」が完成です。
動作確認をしてみましょう。
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集計しよう
アンケートの回答期日が来たら
- アンケートの受付を締め切り
- 結果を確認
してみましょう
回答受付を締め切る
1.編集画面の最上部タブ 質問 ‖ 回答 ‖ 設定 の [回答] を選択します。
2.回答を受付中のタブをOFFにして、回答の受付を終了することができます。
集計結果をスプレットシートに表示する
1.集計結果をスプレットシートに書き込む場合は、[スプレットシートにリンク]をクリックしてください。下の画像のようなポップアップが表示されます。
2.新しいスプレットシートを作成を選択すると、結果が書き込まれたスプレットシートが表示されます。
+α 集計の時に使えるテクニック
集計結果をExcelデータにしてダウンロードする場合
ファイル > ダウンロード > Microsoft Excel(.xlsx) でExcelファイルをダウンロードできます。
Googleドライブからファイルをダウンロードすることもできますが、Googleスプレッドシートからダウンロードするとファイル形式も指定できます。
賛成の数を数える
COUNTIF関数 =COUNTIF(範囲,"条件")
を使って、賛成をカウントします。*選択範囲内の条件にあう数を数える関数
空欄になっているマスにカーソルを合わせて
=COUNTIF(H:H,“賛成”)
と入力します。するとHの列にある「賛成」の数を数えてくれます。
例 1)=COUNTIF(H2:H5,"賛成")
H2からH5の中にある賛成の数を数える
例 2)=COUNTIF(H:H,“賛成”)
H列にある賛成の数を数える
重複データをマークアップする
COUNTIF関数の応用
Microsoftサポート|COUNTIF関数
COUNTIF関数とGoogleスプレッドシートの表示形式の機能を使って、データが重複している個所をマークアップする方法を説明します。
① 表示形式 >条件付き書式 をクリック
② 画面右側に表示される [条件付き書式設定ルール] を順に入力していきます。
- 範囲 :マウスでドラッグするか、値を入力 [OK]をクリック
- 書式ルール :カスタム数式 を選択
- =COUNTIF(列,列)>1 と入力
例)=COUNTIF(H:H,H:H)>1
- =COUNTIF(列,列)>1 と入力
- デフォルトスタイル :マークアップする色を選択します。
③完了ボタンを押すと重複しているセルが色付けされています。
集計結果の重複を削除する
データ > データ クリーンアップ >重複の削除
で重複データを削除できます。
ただし、同姓同名がいる場合もあるので、この機能は慎重に使ってください。
以上で、【Googleフォームで作る】PTA便利アイテム123は終わりです。
いかがだったでしょうか。Googleフォームを使いこなせれば、名もない業務を楽にこなすことができます。少しでもみなさんのお役に立てればうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました!
今回作ったGoogleフォーム123
1.クリーン活動 申込フォーム
https://forms.gle/1xrPBoPQ3apJwxcR7
2.お問合せフォーム
https://forms.gle/ZRrhVMJkeR87r8wb7
3.デジタル表決書
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