パソコンのスペックをわかりやすく解説|CPU・GPU・メモリ・ストレージ?|パソコンの選び方

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パソコンのスペックについてわかりやすく丁寧に解説します。

パソコンの性能を表すCPUやGPU、メモリ、ストレージなど難しく感じるパソコン用語を理解して、パソコン選びを楽しみましょう。

管理人 ジオ

パソコンの性能がわかるようになるので、読み終わる頃にはパソコン選びが楽しくなるはずです。

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パソコンのスペック

あ~CPU、はいはいはい。

メモリ・ストレージ・・・保存するところかな...

そんな風に パソコン用語を「なんとなく わかったつもり」 になっているとしたら もったいない!この記事を通してパソコンの性能について詳しくなっちゃいましょう。

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知っておきたい6つの単語

ZIOSTex 最新ノートパソコン
OS Windows11
CPU Corei7
GPU intel Xe
メモリ メモリ16GB 
ストレージ SSD512GB 
モニター 15.6型
広告の例

こんな広告を家電量販店などで見かけたことがありませんか?
この中の6つの単語を1つずつ説明していきます

基本の 6つの単語

OSとは

6つのポイントに戻る↑

オペレーションシステム :Operating Systemの略称です。

コンピューターを操作(オペレーション)するためのソフトウェアのことで、Windows・Mac・Androidなど使用するコンピューターごとにOSも変わります。

最も一般的なWindowsのOSについて説明します。

WindowsのOS

Windows10
32bit・64bit

Windows11
64bit

WindowsのOSには、Windows10(32bit)、Windows10(64bit)、Windows11(64bit)の3種類あります。2024年4月時点でOSの割合はWindows10をが全体の70%を占めています。2025年にWindows10はマイクロソフトのサポートが終了するので2024年・2025年は更新や買替がすすむと予想されています。

Windows10

Windows10には32bit版と64bit版があります。64bit版の方が処理が速くほとんどのWindows10が64bitを使用しています。32bit版は格安パソコンの一部で使われています。

Windows11へのアップデートを検討している方は下記のサポートページも参考にしてみてください。

Windows10 インストール 推奨空き容量
OSバージョンWindows10 
bitタイプ32bit64bit
メモリ1GB2GB
ストレージ16GB32GB

Windows11

Windows11の特徴は、これまでのWindows10よりもシステムファイルの容量が大きくなっているところです。ダウンロード時の推奨空き容量は以下の通りです。

Windows 推奨空き容量比較
OSバージョンWindows10 Windows11
bitタイプ32bit64bit64bit
メモリ1GB2GB4GB以上
ストレージ16GB32GB9GB

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CPUとは

6つのポイントに戻る↑

セントラル プロセッシング ユニット:Central Processing Unit の略称です。

日本語だと中央処理装置と訳されプロセッサーとも表記されます。パソコンの頭脳と例えられ、性能が良いものほど効率よくデータを処理します。逆に性能が悪いものは処理が滞り動作が遅くなりがちです。

より詳しくみてみましょう。

主要メーカは インテル と AMD

現在販売されているWindowsパソコンは、インテルAMD のどちらかのCPUを使っています。価格帯ごとにそれぞれ以下のようなブランドを用意しています。

価格帯と
ブランド
インテルAMD
格安
モデル
Celeron
Pentium
Athlon
通常
モデル
Core i3
Core i5
Ryzen3
Ryzen5
高性能
モデル
Core i7
Core i9
Ryzen7
Ryzen9

CPU の型番と世代 

CPUには製造された年代ごとに世代があります。

intel Core シリーズ

高性能モデル 13世代 最高機能タイプ

Ryzenシリーズ

高性能モデル 7000シリーズ 最高機能タイプ

CPUの世代は、型番からを知ることができます。Intel Coreシリーズの世代は、型番の上1桁または2桁が表しています。Ryzenの世代は型番の4桁が表していて、7000シリーズ・6000シリーズという呼び方をします。

また末尾のアルファベットからある程度の性能がわかるようにもなっています。

F:内臓GPU非搭載モデル

U :通常モデル省電力モデル

P:通常モデル

HS:通常モデルよりも高性能

H :高性能モデル 

HX:最高性能モデル

世代が若いほどいい

CPUは発表された世代が若いほど処理能力が高くなります。

処理能力比較CPU型番PassMark
ベンチマーク
コア数スレッド数
10世代
2020
Core i7 10750H12063612
13世代
2023
Core i3 1315U1304568

13世代 Core i3 と第10世代Core i7を比べるてみました。10世代Core i7よりも13世代Core i3の方が処理能力は高い結果になりました。

絶対に世代が若い方が優秀というわけではありませんが、参考にしてみてください。

世代表

Intel Core i7
世代順
CPU型番PassMark ベンチマークコア数スレッド数
13世代
2023
Core i7 13700H286761420
12世代
2022
Core i7 12700H265471420
11世代
2021
Core i7 11375H20812816
10世代
2020
Core i7 10750H12063612
intel Core i7 世代別 抜粋
AMD Ryzen 7
発表年
CPU型番PassMarkベンチマークコア数スレッド数
7000シリーズ2023年Ryzen 7 7840HS28917816
6000シリーズ
2022年
Ryzen 7 6800HS22995816
5000シリーズ
2020年
Ryzen 7 5800HS20508816
4000シリーズ
2019年
Ryzen 7 4800HS19845816
AMD Ryzen 7 世代別 抜粋
  • ベンチマーク
    処理能力の評価。高いほど優秀。
  • コア数
    CPU内のコアの数。コアの数が多いほど、同時に複数のプログラムを動かすことができる。
  • スレッド数
    同時に処理することのできる命令の最大数。

気になるパソコンがみつかったら
まずは世代に注目

自分のパソコンのCPUを確認してみよう!

zio

⇒プロセッサの項目がCPUの型番です

新しいパソコンを買う前に、自分のパソコンのCPUを確認してみてください。
型番がわかったらCPUの性能(ベンチマーク)を確認します。

CPUのベンチマークの確認におすすめのサイト

外部リンク:PC自由帳|CPU性能比較表(ノートパソコン・タブレットPC)【最新版】
https://pcfreebook.com/article/458775622.html

外部リンク:PassMark
https://www.passmark.com/japanese/index.php

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GPUとは

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グラフィックス プロセッシング ユニット:Graphics Processing Unit の略称です。日本語だと画像処理装置と訳されます。

CPUとGPU

CPUがパソコン内の様々な種類のデータを処理するのに対して、GPUは画像データなどの単純でありながら膨大な数の情報を処理します。CPUは複雑な演算が得意ですが、GPUは単純な演算を同時に沢山処理する事を得意としています。

そこで、膨大な数の演算はGPUが担い、複雑な演算はCPUが担うようにすることで、効率的に演算処理をしています。お互いに支え合う仕組みになっています。

自分のパソコンのGPUを確認してみよう

zio

⇒画面右隅にGPUの型番が表示されます。

GPUの性能を確認したい方は、下記の外部リンクを参照してください。おすすめです。

外部リンク|PC自由帳|GPU性能比較表
https://pcfreebook.com/article/459993300.html

GPUの種類

GPUには

  • 内臓GPU:iGPU
  • 独立型GPU:dGPU

があります。

内蔵GPU :Internal GPU:iGPU

内蔵GPUは、CPUの中に装備されているタイプのGPUです。

特徴は、独立型のGPUよりも省電力なところです。

メーカー内蔵GPU種類
インテル製インテルiris Xe 
インテルUHD
AMD製Radeonグラフィクス

独立型GPU :Discrete GPU:dGPU

独立型GPU(Discrete GPU)は分離GPU・個別GPU・外部GPUとも呼ばれます。(この記事では独立型GPUと表記します。)また、グラフィックボード・ビデオカードとも表記されます。

特徴は2つあります。

1つ目の特徴は、内蔵GPUとは比べものにならないくらい高性能な点です。3Dモデリングやゲームクリエーター、ゲーマーには必須のアイテムになります。

2つ目の特徴は、消費電力が多く発生する熱量も高いことです。その為、冷却装置・冷却機構が必要になります。どんなに高性能でも高温障害になると機能は下がってしまうのでGPUを搭載したパソコンはフレームも需要になってきます。

用途とGPU

内蔵GPU独立型GPU
処理能力低い高い
メモリCPUと共用独自のメモリを使用
消費電力少ない多い
費用CPUに含まれる高い

用途がインターネットや動画視聴程度であれば、消費電力も低い内蔵GPUのタイプのパソコンがおすすめです。

マルチモニターで作業する場合でも、扱うファイルやドキュメントが比較的軽ければ(文章など)、内蔵GPUでも問題ありません。

対戦型の音ゲーやリアルタイムシューティング、高精細なRPGの場合は、独立型のGPUがおすすめです。

独立型GPUは価格が高く消費電力も多いので、パソコンの用途にあわせて選んでみてください。

内蔵GPU独立型GPU
文章作成
メール
インターネット
動画視聴
ゲーム
高性能ゲーム×
動画編集×
3Dモデリング×

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メモリとは

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RAM:Rondam Access Memory とも呼ばれ、全ての命令を管理する役割のパーツです。

パソコンの中では、作業スペースと例えられます。具体的には、命令ごとに必要なデータをストレージから呼び出し、一時的に保存・展開する場所です。

メモリが大きいほど沢山の命令を同時に処理できるので、動作も早く感じられ快適にパソコンを使うことができます。ただし大きいものほど費用もかかるので自分の目的に合ったメモリサイズを選ぶことが重要です。

サイズ目安|用途別

4GB 最低限の容量

8GB 文章作成中心なら

16GB 複数資料の閲覧、複数アプリを使用した作業でも快適。動画編集をする方におすすめ。★おすすめ

32GB~ 高画質(4K・8K)動画の編集。3DCD。クリエーター向け

Windows11は8G以上推奨

Windows11は、システム容量が3.5GBと大きいので、メモリ8GB以上の製品を検討してみてください。

Windows10が2025年10月にサポート終了するので、各社16GBのパソコンも安くなっています。

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ストレージとは

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ストレージ:storageは、パソコン内の全データを長期間保存しておく記憶媒体です。

ストレージの種類

  • HDD (Hard Disk Drive) エイチディディ:ハードディスク
  • SSD (Solid State Drive) エスエスディ:ソリッド ステート ドライブ
    • SATA接続 AHCI採用 SSD  
      初期SSDに見られる規格 HDDや光学ドライブの接続にも使われる
    • PCIe接続 NVMe採用 M.2 SSD おすすめ
      高速データ転送を実現した規格 速い

HDDは円盤と磁気を使った記憶媒体で、SSDは半導体メモリを使った記憶媒体です。

注意点

初期のSSDと現在主流のNVMe採用のSSDには互換性がありません。それは使用している通信 プロトコル*が異なるためです。そのため、ストレージの換装を考えている場合には注意が必要です。あらかじめSSDの接続規格を確認しておきましょう。特に、換装をかんがえて中古パソコンを買うときに注意してください。

*プロトコル 決められたルール

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モニター

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モニター

モニターサイズ

最適なモニターサイズは、解像度と使う人の好みによって変わってきます。

例えば、解像度がフルHD(1920×1080)で14インチと16インチのノートパソコンがあるとします。上の図のように、同じ解像度の時は、16インチのパソコンの方が画像や文字は大きく表示されます。

私の場合は、老眼も進んでいるので14インチか16インチのモニターで選ぶのであれば、16インチのモニターを選びます。

でも、移動先でパソコンをよく開く方であれば、14インチのパソコンは軽量ですし場所を選ばず作業できて便利です。それぞれの好みや視力によって最適な画面サイズは違ってきます

インチ高さ
1022.112.5
12.126.815.1
1431.217.6
1533.218.7
1737.621.2
1942.123.7
モニターサイズ 例

ディスプレー解像度

呼称ドット数
8K7680×4320LenovoとSHARPが販売
4K3840×2160デスクトップ用モニタで増加傾向
WQHD2560×1440ゲーミングノートパソコンで増えてきている
フルHD1920×1080ノートPCで主流
WXGA++1600×900小型ノートパソコン・タブレットで使われている
HD1280×72010型タブレット以下で使われる

モニターサイズと同様に大切になってくるのディスプレー解像度です。最近では4K対応のモニターも増えてきました。LenovoとSHARPからは8Kのモニターも販売されています。自分の好みのモニターを探してみてください。

ちなみに、ノートパソコンの場合はフルHD(FHD)が主流です。解像度にこだわりたい場合は、ゲーミングパソコンの新型にWQHDが増えてきているので探してみてください、その場合、予算20万円程度くらいです。

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まとめ

スペックを理解した選び方

ここまでお疲れ様でした。いかがだったでしょうか?

スペックの読み方がわかれば、性能と価格を見比べることができるので、本当にお得なのか・それとも高いのかを判別できるようになります。

最近は、BTOパソコンも増えているので、スペックがわかれば、オーバースペックでもなくロースペックでもない自分ピッタリのパソコンを買うことができますよ。

パソコンの選び方を解説しました。いかがだったでしょうか?今までなんとなく....選んでいたパソコン選びがきっと楽しくなるはずです!セールの掘り出し物をみつけたり、BTOパソコンで、より自分らしいパソコンに組みあげてみたり、楽しさがふえると嬉しいです。

  • CPU→世代と型番を要チェック
  • GPU→内蔵GPUか独立型GPUかチェック
  • メモリ→8GB・16GBがおすすめ
  • ストレージ→NVMe SSD 512GBがおすすめ
  • モニタ― →自分の好みで

今回、ご紹介した方法を利用して、ぜひパソコン選びに挑戦してみてください

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Ryzen 5 7530U

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第13世代 インテル Corei7-13650HX

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